こんにちは。牛窪光司です。
さて、未来社会のビジョンの第5回目は、平和な理想世界であるシャンバラについて、みんなで語り合おう!
という内容です。
大昔から、私たちの誰もが平和を追い求めてきました。
ところが人類は、いつの世も戦争を繰り返し、多くの人命を失い、悲しみや憎しみを積み重ねてきました。
平和とは、戦争の合間の、つかの間に現れる蜃気楼のように、とても儚い夢のようにも思われます。
何千年にもわたって繰り返されてきた戦いの歴史に、私たちは終止符を打つことができるのでしょうか?
近年の世界情勢を鑑みると、大国どうしが水面下でぶつかり合いながら、未曾有の軍備拡張を始めています。
私たちは、歴史が始まって以来の最大の危機に直面しているのではないでしょうか。
そして、人類は今、文明の最終局面にいるとも言われていますね。
果たして、私たちの未来に恒久平和はあり得るのでしょうか?
その鍵は、ひとえに私たちの選択と行動にかかっているのだと思います。
Our Future Society
未来社会のビジョンVol.5
「平和な世界についてみんなで語り合おう!」
1 平和な世界「シャンバラ」について人々と語り合う!
まず、「シャンバラ」という言葉ですが、ほとんどの人が、この言葉を聞いたことがないでしょう。
ですから、この未知なる世界について、どうやって取り扱っていいのか、よく考えなければなりません。
かつて古代に存在していたとされるシャンバラですが、これについては文献などもなく、あまりにも情報が少ないので、人々は、何について話していいのか全く見当がつかないと思います。
しかし、シャンバラという世界は、かつて地上に存在していた楽園です。
それは、およそ500万年前、太古の地球にやってきた最初の人類が築き上げた世界であり、何百万年にもわたる人類史において、一番の理想的な社会だったとも言われています。
今、地球にその理想郷が、ふたたび復活しようとしています。
そのために20201年9月21日に地球に降ろされたのが、21個のシャンバラアンカー(錨)なのです。
一つひとつのアンカーが来るべきシャンバラ世界の特徴を表しています。
また、それらのアンカーから地球を理想郷へと変えるエネルギーが発せられています。
ですから、それぞれのアンカーがシャンバラの骨格にもなるので、今はそれらに思いを馳せ、果たしてどんな世界なのか、あれこれとイメージしてみることをおすすめします。
2 人々の心の中に、すでに「シャンバラ」は存在している。
今、シャンバラについて多くの人々と語り合うことが大事ですが、その際、まずは自分の心の内側に入っていき、すべての人類が望むような世界、それがどのようなものなのかをゆっくりと考えるようにしてください。
ライフススタイルや食生活、仕事、人間関係、経済、住環境、国家の在り方など、どういうかたちであるべきか、どのようなものが一番幸せなのか、よく思いを巡らしてみることです。
心の奥底から湧き出るもの、直感で感じるものが出て来れば、それらはシャンバラを表している可能性があります。
だれもが素直で純粋な心になって、本当の人間の在り方や暮らしぶり、世の中の状態をイメージするならば、それは本来、人間が生活すべき世界を表しています。
一人ひとりの心の奥底に理想郷、シャンバラは秘められています。
つまり、私たち人類のDNAのなかにシャンバラというデータが刻み込まれていて、それが、今か今かと顕現するのを待っている状態なのです。
それには、いままでの歴史を通して人類が培ってきた社会常識や価値観、因習などを拭い去って、自分の内側から湧き出てくるインスピレーションに耳を傾けていく、これが先決となるでしょう。
誰かの知識に頼ったり、外から情報を得るよりも、自分の内側に眠っているシャンバラについて、いかに気づき、明らかにしていくか、これに取りかかるのが今の時代です。
21個のアンカーは、一人ひとりにこのような気づきと変化をもたらす作用もあるのです。
人類はいま、自分たちの未来に何を望んでいるのか?
それは単に物質的な生活の欲求を満たすレベルであるならば、世界をシャンバラにすることはできないでしょう。
そのようなレベルの欲望が多くを占めているのであれば、せっかく降ろされたシャンバラのアンカーは、うまく機能せずに、人類は平和な未来へと移行する最後のチャンスを逃してしまうことになります。
今、私たち一人ひとりの選択に未来がかかっています。
明るい未来を築くのか、あるいはもっと酷い世界になってしまうのか、それは一人ひとりの行動にかかっているのです。
ここで、一つだけ大事なことを、もう一度指摘しておきます。
それは、すでに人間の中にシャンバラのモデルがあるということです。
私たち一人ひとりの魂の中に刻まれているので、今、それをいかに思い出し、いかに顕現させるか、これが鍵になります。
いたずらに情報や知識を集めてみても、シャンバラというモデルを思い描くことはできません。
それは外側から得るものではなく、自分の内なるスピリットにフォーカスして、そこからもたらされるインスピレーションをもとにしながら、シャンバラの世界を作り上げていってください。
人類は、物質的な繁栄や社会的な成功、つまり、外面的なもの、物や形態、地位や肩書きなどを追求していく時代から、今や内面的な心の豊かさや平和といった、いわば魂の喜びを追求する時代へと急速に変化しています。
これは地球人類の進化のプロセスであり、宇宙の流れであり、止めることはできません。
シャンバラは一人ひとりの心の中にすでに存在しているのです。
それは人類が始まったときから、すでに私たちの種の中に組み込まれていて、長い歳月を経て、今、ようやく目覚めるときがやってきたのです。
シャンバラについて人々と語り合うということは、自分たちの中に内在している理想の世界を引き出すことになり、明るい未来をつくる第一歩となるでしょう。
それには表面的な会話というより、真に心のこもった交流を人々とすることが必要です。
そうすれば、自分も周りの人々も、自然な感覚でシャンバラの息吹が芽生えてくるでしょう。
そこには内なる平和があります。
3 人々と語り合うには場所と時間を工夫する。
人々と心からゆっくりと語り合うには、それにふさわしい場所や時間が大事です。
人が大勢いて混み合っていたり、慌ただしい所では、どうしても気分が落ち着かず、ハートが開いてくれません。
ですから、静かで気分が落ち着けるような場所を選ぶ必要があります。
そして、人々が心の中にフォーカスできるようなひとときを選んでください。
例えば、誰かの家などで、しっかりとエネルギーを構築し、神聖なエネルギーの状態にして、キャンドルをテーブルの真ん中に灯すといいでしょう。
キャンドルの炎は魂を目覚めさせ、素直な自分を思い出させるような効果があります。
部屋の照明は、少し落とし、落ち着いた感じにするのが良いでしょう。
明るすぎると気分が高揚してしまい、心の中に集中できなくなってしまいます。
昼間であればカーテンやブラインドで暗めの雰囲気にするとか、夕方や夜では、少し照明を落として、心が休まる室内環境にしてください。
また、前もって瞑想をして自分のマインドをクリアにしてから話すのも効果的です。
瞑想で日常の雑多な思考を洗い流し、純粋な自分になってから、語り合うのもいいでしょう。
とにかく、日常の雑念を払って、皆が一つになれるような気分になって、ゆっくりと落ち着いて語り合えるような場を設けるようにしてください。
どんな人でも、心の奥底からに望んでいるもの、人生の夢や希望があるものです。
そのようなポジティブなイマジネーションの中に、必ずシャンバラのビジョンがあるはずです。
一人ひとりが素直になって、語り合うこと。そのようになれる時と場を設けられるように工夫してください。
雰囲気を醸し出すため、部屋のデコレーションや飾りなどに趣向を凝らすのもおすすめです。
4 一人ひとりの内なる心から新しい世界を創る。
来るべきシャンバラの実像というものは、すでに人類のDNAのなかに刻み込まれています。
先ほどのように、自分の内なる世界にアクセスすれば、シャンバラという世界はどのようなものなのか気づいてくるはずです。
しかし、自己の中にある純粋な領域に、まだまだ多くの人々はつながりが弱く、日々の些事に追われ、意識が現実の表層に囚われているので、魂の深層に存在している本来の世界を見失っているのが現状です。
そのためにも、純粋な自分になれる空間と時間が必須になってきます。
からだの奥深くに刻まれたシャンバラのビジョンをみんなが気づき、共有することによって、それが世の中に広がりはじめ、世界は新しい文明形態へと変貌していくでしょう。
たった一人の中に全部があるのではなく、一人ひとりの中に異なったシャンバラ情報が刻まれています。
ですから、世界人口の78億人のすべてが、うちなるシャンバラを思い出したら、まるで78億のピースで出来上がっているパズルが完成するように、完全なシャンバラ世界が顕現します。
しかし、それは到底不可能なので、まず今は身近な人から内なるシャンバラの心を開くことからはじめましょう。
多くの人々が内なる心を語り合うことで、世界は急速に平和な社会、つまりシャンバラへとシフトしていきます。
私たちの中に、生活スタイル、居住環境、働き方、価値観、スピリチュアリティ、人間関係、パートナーシップ、経済システム、統治形態、テクノロジー、科学など、近未来の地球を創造する膨大なデータがあります。
このような詳細な情報が、実は一人ひとりのDNAに刻まれているのです。
それらを、しっかりと顕現させるときが来ています。
人々のシャンバラのデータが集まって、一つに組み合ってこそ、完全なシャンバラ世界が出現します。
ですから新しい世界とは、一人ひとりの内面から作り上げていくものなのです。
シャンバラについて、みんなで語り合うこと!
これは今、すべての人類が行うべきもので、理想郷について語りあうことは、人々の心の中にある神聖さを引き出すことになります。
そして、心が愛に溢れ、他者に慈悲を示し、お互いに協調しながら生きるシャンバラのエッセンスを、一人ひとりの心の中に呼び覚ますことになります。
ですから、平和で豊かな社会を築くには、力づくで政治や社会体制を変えるとか、むりやり私たちの世界の外面を変えようとしても、うまくいくものではありません。それは人類の歴史が証明しています。
そうではなくて、一人ひとりの心の奥底から内なる平和が蘇ってくることによって、世界が変わって行くのです。
人類にとって、今、必要なのは、“すでに私たちはシャンバラに生きているのだ”という意識を持ちながら、日常を過ごすことが、何よりも重要なのです。
5 心が通い合うコミュニケーション
最後に一つ、私たちが人々と語り合うとき、本当に心から接し、心と心を通い合わせること、そのためには慈悲の心を持って他人に接することが大事です。
社交辞令とか、表面的な会話だけで済ますのはやめて、心の奥底からその人を受け入れ、自分も表現していく、心がこもった、心が通い合うコミュニケーションを取るようにしてください。
日頃の態度を変えることによって、自然にシャンバラをこの世界に実現させることに結びつくでしょう。
(完)
Our Furtur Society
未来社会のビジョン推進会議