■瞑想やマインドフルネスの効果と企業による導入事例

business lady meditating on her break time.

今や医学的にも認められ、企業にも取り入れられている瞑想やマインドフルネス。

本編では瞑想について、私たちの意識の側面や霊的な成長といった巨視的な観点から、そのメリットが紐解かれています。

これまでも瞑想については、医学や心理学の側面から、実に多彩な効果があることが明らかになってきています。ここでは、いくつかの効果をリストアップしてみましょう。

 

■瞑想によって集中力が向上し、不安やストレスに打ち勝てる!

❶ 瞑想を実践している人と、実践していない人の脳では、明らかな差異が見られる。

瞑想に日々親しんでいるチベット仏教僧侶のグループと、瞑想経験がほとんどない一般学生のグループそれぞれに瞑想を実践してもらい、脳波の変化を比較検証した。

この結果、僧侶のグループは脳波のガンマ波の活動量が高くなっていた(ガンマ波の活性度が高いと集中力が高まる。

なお、瞑想はシータ派からガンマ波に至る脳波を増幅させて、脳の様々な領域を活性化させることが分かっている)

 

❷ 一般人でも3ヵ月の瞑想トレーニングを行うことで、注意力、記憶力、集中力が高まる。

瞑想を実施している間、脳の前頭前野の活動が活発になる。この前頭前野は大脳辺縁系の働きを制御するため、瞑想を通じて不安感などが抑えられ、幸福感が増幅させられると言える。

 

不安、不安神経症、ストレスに対しての効果を大規模に分析した結果もある。

米メリーランド大学の研究によれば、瞑想療法を実践した人と実践しなかった人、計2400人以上のデータを比較したところと、瞑想を実践した人は不安やネガティブ感情は改善されることが分かった。

瞑想実践者には瞑想以外の代替療法も試されたが、瞑想療法の実践結果のほうが明確に良かった。

(以上3点は『MAX瞑想システム 脳を鍛え、可能性を引き出す究極の成功メソッド』(モダンミステリースクール形而上学BOOK、著者は中込英人)からの引用)

❹  瞑想やヨガを取り入れたストレス低減法(MBSR)が片頭痛の軽減に有効である可能性が示されている。

米ウェイク・フォレスト大学医学部のRebecca Wells氏らが実施した臨床試験では、MBSRが片頭痛患者の抑うつなどの軽減に有効であることが示されたほか、生活の質(QOL)の向上も認められたという。

 

 

■瞑想やマインドフルネスを採用する企業が増えている。

このような瞑想の効果に着目し、最近は企業でも、人材教育や福利厚生プログラムに採用する動きがあります。

企業組織で注目を集めているのは「マインドフルネス」と呼ばれているもので、瞑想の要素である「集中」と「メタ認知(自分の状態を客観的に見ること)」を抽出した方法論です。

マインドフルネスを導入した企業として有名なのは米グーグル。

マインドフルネスを独自の研修プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ」として構成しました。同名の書籍も出版されているので、ご存知の方も多いと思われます。

日本企業ではIT分野の企業を中心にマインドフルネスが広がりつつあります。

例えば名刺管理システムで有名なSansanでは、「マインドフルネス研修」として導入を進めています。

この研修プログラムはグーグルのサーチ・インサイド・ユアセルフをベースにしたもので、全社規模で導入した日本企業は、Sansanが初めてとのことです。

(出所:https://jp.corp-sansan.com/mimi/2018/03/siy.html

また日本を代表するネット企業、楽天グループは「ウェルビーイング(Well-being:心身全体がより健康な状態)」という考え方を掲げ、従業員のウェルビーイング度の向上を目指した取り組みを進めています。

同社では様々な取り組みを手がけていますが、中でも興味深いのは、「楽天ウェルネスモーニング」というもの。

こちらは従業員が任意に参加できる早朝エクササイズ活動で、ジオ体操、ストレッチ、ヨガ、ピラティスなどの身体的エクササイズと合わせて、5分間の瞑想を実施しているとのことです。

 

■従業員のストレス解消、能力開発、的確な判断力の育成に効果を発揮

これら企業組織が瞑想およびマインドフルネスに着目している理由は、まず最初に期待できるリラックス効果はもちろんのこと、ストレス耐性の向上や認識力の向上など、従業員の能力開発に役立つと見込まれるためです。

最近はSDGs(持続可能な開発目標)が話題にもなっていますが、企業は単に利益を得るだけでなく、人権の遵守、地域社会への貢献、さらには環境問題など、配慮するべきポイントが増えています。

こうした中で、ビジネスプロジェクトを進める難易度が高まり、一人ひとりの課題解決力をいっそう高める必要が出てきています。

さらに言えば、組織のリーダーはその役職が上がれば上がるほど、前例のない課題、また利害関係の調整などが難しい状況を前に、的確な判断を下す機会が増えてきています。

そこで、この瞑想(マインドフルネス)を通じて、従業員一人ひとりが効率的に仕事をこなしつつ、生産性の向上させ、適切な意思決定を行えるようにしてもらおうというわけです。

 

■瞑想専用スペースを設けたオフィスも

三井不動産「仕事の合間に心や脳をスッキリさせる「瞑想ポッド」!」

こうした瞑想およびマインドフルネスの盛り上がりを受けて、オフィス内に瞑想専用スペースを設ける動きもあります。

大手不動産会社の三井不動産は、同社が管理運営するオフィスビル「日本橋高島屋三井ビルディング」に瞑想専用スペース「瞑想ポッド」を設けたとのこと。隔離されたポッド内に座って瞑想ができるようになっています。

(出所:https://www.nihonbashi-takashimaya-mitsui.jp/mot-mitsui/

また、従来型のヨガスタジオなども「瞑想を体験したい」というビジネスパーソンの要望を受けて、ハタヨガなどのヨガレッスンに加えて、瞑想に内容を絞ったレッスンの開催を増やす傾向にあります。

 

■瞑想は肉体の健康、精神の安定、能力の向上など多様な効果が期待できる。

Meditating With Closed Eyes In Lotus Position

このように見てみますと、私たちが「瞑想に取り組んでみたい」と望めば、情報を得るのも、また試してみる機会や場所も、今や恵まれた状況と言えそうです。

医学的に確認された身体の生理レベル、また生産性向上やリーダーシップの発揮といった個人の能力レベル、さらにはスピリチュアリティのレベルまで――。

私たち「Our Future Society」は、一人ひとりが備えている素晴らしき才能を引き出す瞑想に、様々なアプローチを通して今後も迫っていこうと思います。

ぜひ、引き続き、ご期待ください。

また、近年、ストレス解消や精神の安定など、画期的な瞑想方法である「マックス瞑想システムTM」による瞑想会も開催しますので、楽しみにしていてください。

告知はメルマガ(近日発行予定)又はS N S上にて行います。

 

Our Future Society 
未来社会のビジョン推進会議
運営
スタッフより。

 

 

 

ヒーリングサロン ラピスブルー代表 牛窪光司

サロンは下記の2カ所にあります。

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